研究

マルチメディア通信を支える技術であるチャネルモデルと通信路符号化及び通信方式、またその応用としての電子通信エネルギ技術とスマートコミュニティ、に関する理論的及び実験的研究(2016.4.11版)

(650字版)
次世代ホームネットワークシステムを作ってみる

電力線通信(PLC)技術とその応用

将来どんな家に住みたいですか?安心・安全、そしてちょっと気の利いたサービスを享受したいですよね。私たちの研究室では、様々な家電機器をすべてネットワークで接続するための通信方式の研究開発を行っています。特に注目しているのは電力線通信(PLC)技術です。電力線は家庭内のどこにでもある線路ですから、電力だけでなく情報も送るPLCは、極めて合理的な方法といえます。しかし電力線は元々50/60ヘルツの電気エネルギを送るためのケーブルであるため、通信用の高周波信号の減衰が大きい、コンセントの先につながる電気機器や配線形態(長さ、分岐数)によって伝送特性が変わる、PLC信号の一部が空中に放射され既存の無線通信に障害を与える可能性がある、といった課題があります。我々のグループは、これらの諸問題に取り組み、PLCシステムの更なる高速化・高信頼化を目指しています。また、近年は地域産業振興の観点から、今治地区で作られている大型貨物船にPLCを適用するための技術開発を行っています。

低環境負荷型ホームネットワークシステム

地球温暖化問題に呼応し、直流発送電やLED照明の導入が、今後一般家庭にも進展することが見込まれています。我々のグループでは、通信システムにおける電力回生技術の創生、直流電灯線でのPLC、電磁環境に適応しながら行う通信電力制御技術を開発しています。また、それらの成果を応用したホームロボットやソーラーカーの製作を行っています。

(100文字版)
携帯電話のcdmaOneやFOMAで実用化されている、スペクトル拡散技術の研究をしています。ただし、対象は携帯電話ではなくて家庭内の電灯線にデータを流して、ホームネットワークの実現を目指した研究です。

(200文字版)
将来どんな家に住みたいですか?安心・安全、そしてちょっと気の利いたサービスを享受したいですよね。私たちの研究室では、様々な家電機器をすべてネットワークで接続するための通信方式の研究開発を行っています。特に注目しているのは電力線通信技術です。電力線は家庭内のどこにでもある線路ですから、電力だけでなく情報も送ることができれば、とっても合理的です。新しい通信技術を開発し、社会に貢献したいと日々頑張っています。

(250文字版)
電力線通信技術とその応用に関する研究
スペクトル拡散技術の研究(特に拡散符号の設計, 及びネットワークアクセス手順)を従来から行なっている。近年の研究対象は,家庭内で最もユビキタスな通信線路である電力線を使う電力線通信(PLC)であり,高速高信頼なホームネットワークの実現を目指している。各種センサを家中に埋め込み,ホームセキュリティやライフサポートといったサービスを実現すべく取り組んでいる。また、船舶内のLANをPLCで実現するための技術開発も行っている。海上は一般住宅地に比べて周囲の電磁環境が良好であり、PLCを使ってもその環境を悪化させることなく通信容量を増大するため技術開発である。

コンピュータネットワークにおけるマルチメディアデータの実時間通信,
ユービキュタス通信環境の構築

インターネットに代表されるTCP/IPプロトコルを用いたコンピュータネットワークでは、パケットの到着時間の揺らぎがマルチメディア等のストリームデータの伝送時に問題となる。その解決方法として、音声や映像の再生アルゴリズムの開発や、QoS polisyに基づくパケット中継(ルーティング)方式の研究を行なってきた。最近は、超高速ネットワークを前提とした、DVデータ(デジタルハンディカムの動画像データ)のリアルタイム伝送装置の開発に取り組んでいる。

一方、上記ホームネットワークに関連して:家庭内で最もユービキュタスな通信線路である電力線(ウォシュレットの普及で、最近はトイレにもコンセントは必ずあります)を使って、各種センサを家中に埋め込み、ホームセキュリティ、ライフサポートといったサービスを実現すべく、ユービキュタス通信環境の構築に取り組んでいる。

お問い合わせ

愛媛大学工学部
電気電子工学科
通信システム工学研究室

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工学部2号館 6階

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